なみかた羊肉店「羊肉屋の精神」
Namikata Younikuten Butcherman Ship
昭和三十三年
たった2坪の店からはじまった
「なみかた羊肉店」
初代は羊肉に関しては素人でしたが
挑戦心と探求心に溢れ
羊肉と向き合い
羊肉に人生を捧げました。
そんな初代の想いを受け継ぎ
私たちはこれまで
挑戦と探求を続けてきました。
そして今日もなみかた羊肉店では
一人一人の職人が経験と知恵を注ぎ
どこまでも羊肉と
真摯に向き合っています。
貞一の妻が写真の裏に記したメモ
開業当時の店内(二坪) 貞一四十才
ずぶの素人だった 苦労の連続の毎日だった
店舗の移り変わり
創業当初の店舗/昭和三十三年撮影
開業から2年ほどで改築をして食堂を併設。1960年頃。
1978年ごろの店舗。
2006年ごろの店舗。
現在の店舗/2020年撮影
羊肉バカは遺伝かもしれない。
初代 |
初代は羊肉を食べる習慣がなかった山形県米沢市に羊肉屋を創業し、地域に羊食の文化を根付かせました。
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二代目 |
二代目は中学卒業と同時に羊肉の世界に入り腕を磨きました。さらに肉屋という概念に縛られずに羊牧場を開設。理想の羊肉を追い求めて自社飼育にも取り組みました。 |
三代目 |
三代目はインターネットが民間に開放されたばかりの1994年に日本初となるインターネット肉屋を開設しました。実はなみかた羊肉店は日本初のオンライン肉屋です。三代目は今でも羊職人歴45年の現役です。 |
四代目 |
四代目は、料理人の修行を経てオーストラリアの羊農家で修行。その後、世界を一周し、45カ国で羊肉文化を体感してきました。詳しくは下記リンクから世界羊旅をお読みください。 |
そんな羊に人生をかけた男たちが
本気で取り組んでいる羊肉屋が「なみかた羊肉店」です。
昭和の終わり頃に開場したなみかた羊肉店自社牧場で草を食む羊達(平成3年撮影)。
1994年11月に日本初の食肉のショッピングサイトとして誕生したなみかた羊肉店HP。
中央アジアのキルギス共和国で、元遊牧民から羊の屠畜方法を教わる四代目。
羊肉へのこだわり
羊はとても繊細で神経質なので、ストレスや病原菌に弱いデリケートな動物です。そのため、育つ環境や食べる餌がそのまま味に出てしまいます。
だからこそ、産地にこだわります。
現在、販売している羊肉の主要産地はオーストラリアです(日本産や他の国の羊肉も取り扱っています)。
一口にオーストラリア産といっても、日本の20倍もの広大な国土をとても大きな国ですので、地域によって気候の特徴も異なるのです。つまり同じオーストラリア産でも育つ地域によって羊肉の風味や肉質は異なります。
40年以上オーストラリア産羊肉と向き合い、様々な地域の羊肉を食べ比べた結果、
辿り着いたのは温帯性気候で豊かな四季のあるオーストラリア南部。高温湿気を嫌う羊達にとっては最適な環境で育つため、ストレスフリーで良質な肉に仕上がります。
4代目が住み込みで修行していたオーストラリア南部の羊牧場の羊達。
1500エーカー(東京ドーム130個分)の牧場に3000頭の羊が暮らしていた。
品質向上のために何度も渡豪しています。
まず肉屋の基本は「お客様に安心で安全な食肉を提供する」ことです。
いくら美味しくて安くても「安心・安全」の担保されない食肉は取り扱いません。
当たり前のように感じますが、輸入食肉の多くは、誰がどんなところで切ったかわからない、
どんな場所で加工されているのかわからないことが普通になってきています。
そこで私達は担当者と社長自らオーストラリア各地の取引牧場や加工工場を訪れ、
羊達の育つ環境や工場の加工技術や衛生管理を視察し、厳しい判断基準で品質を高める努力を行っております。
オーストラリアの取引牧場でカーカスの状態を確認する3代目。
オーストラリア南部、ビクトリアのグレインフェッドラムの生産者と。
生産者の日々の努力や想いを知っているから、私達は品質を高める努力を怠りません。
最先端テクノロジーを駆使した加工
私達が取引しているオーストラリアの契約工場には、世界最先端のテクノロジーを駆使した食肉加工システムが導入されています。
X線で瞬時に骨の位置をスキャンし、正確に素早くカットします。そのため従来よりも大幅に加工時間が短縮され品質が向上しています。
さらには一頭一頭にチップが埋め込まれてあり、羊肉の脂付き具合などのデータも自動的に記録し、羊の生産者にフィードバックしています。
現地工場のパートナーとは直接話を聞き、時には酒を飲み交わし、人柄までよく知っています。
遠く離れたオーストラリアの大地、仕事を超えて信頼できる人たちから預かった命を、
最高の状態で次の命へ繋げられなければなみかた羊肉店の責任は果たせません。
2019年に撮影した工場の作業風景の一部です。
私達のパートナーの1人、ジーロングにあるMC.HERDのリチャード・ハードさん。
ボーダータウンのJBSにて。
こだわりの目利きと熟練した職人技
良い羊肉を見極めるためには、自分で仕入れた肉と向き合い学ぶことが必要です。
毎日羊肉を捌き、数多くの羊肉に触れる。こればかりは本を読んだからと言って勉強できるものではありません。
経験がものをいう世界です。当店では何代にも渡って受け継がれてきた経験とノウハウの蓄積が、
お客様に自信をもっておすすめできる羊肉の提供に繋がっております。
職人の脱骨風景。
羊は牛や豚と違い、各部位が小さく骨も細いので脱骨には高度な技術が必要です。
プロの料理人が認める羊肉
当店は一般のお客様への販売だけではなく全国各地の飲食店に卸販売も行っております。肉質に厳しい料理人の目はごまかせません。とにかく厳しく目利きし、品質の
高いものだけを仕入れます。お肉の回転も必然的に早くなるので、お客様にも常に新鮮なお肉をお出しできます。
当店特注スペックの骨付きショルダーはプロお墨付の品質です。
殆ど市場に出回らない羊内臓使用のハギスセットはバーテンダーさんからの注文も多い。
羊肉専門店直営の飲食店。
私達は、小売り、通販の他に飲食店も営んでいます。肉屋直営の強みを活かし鮮度抜群の羊肉をリーズナブルに提供しています。羊肉=ジンギスカンという固定概念にとらわれずに
羊肉の可能性を追求し、多彩な羊肉料理を提供しております。
羊肉専門店直営の強みを活かし、殆ど市場に流通しない希少部位も提供している。
裏メニューの熟成生ラムを使用したしゃぶしゃぶは口コミだけで予約が殺到しています。
コロナ休業期間中に提供していたテイクアウトは全ての料理に羊肉を使用するこだわり。
今までも、これからも
羊肉の美味しさを
ひとりでも多くの人へ
ひとつでも多くの場所へ
届けていきます。
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